
メモの魔力を読んだんだけど、抽象化って何??
抽象化のやり方を教えてほしい。
できれば抽象化をうまくなりたい。
今回の記事ではこのような悩みを解決します。
僕自身メモの魔力を読むまで「抽象化」という言葉に馴染みがありませんでした。
抽象化を深く知りたいと思い、メモの魔力を熟読し、
さらに抽象化を深く理解するために本を読み漁りました。

抽象化ってとっつきにくい言葉で、難しいですよね。
でも理解するとメモの魔力の究極のメモ術がスムーズにできます。
本記事の内容
- 抽象化の3つのやり方
- 抽象化がうまくなる3つの方法
- 「抽象化→転用」まですることが重要
こんな感じです。
本記事を読み終える頃には、抽象化のやり方が理解できて、
うまくなっていることでしょう。
メモの魔力の「抽象化」は最重要な部分。
うまくなることでメモ術にも活かせて、アイデアがあふれ出ると思いますよ。
目次
メモの魔力のメモ術は『最強のフレームワーク』
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まず最初にメモの魔力で紹介されているメモ術(知的生産)を説明しますね。
メモの魔力のメモ術は『最強のフレームワーク』。
日常のあらゆる事をアイデアに変換できる。
もし、このメモ術を理解できてないと今回紹介する「抽象化」の理解があやふやになります。
最強のフレームワーク
「ファクト(具体)」→「抽象化」→「転用」
たった3つだけです。
簡単ですよね。
この3つをメモをすることにより、「人生を変える」ことも可能になります。
このフレームワークだけ覚えていても損はないです。
しっかりこの3つの「ファクト」「抽象化」「転用」を理解しましょう。
アイデアを生み出すメモや自己分析に使えます。
今回はこの3つの中で「抽象化」について説明します。
※抽象化はメモ術の中でもっとも重要な肝の部分です。
【メモの魔力】抽象化のやり方は3つの型(質問)

メモの魔力の中で抽象化のやり方は3つあります。
- what型 ‥ 物質軸・関係性軸
- why型 ‥ ヒット軸・インサイト軸
- how型 ‥ 特徴軸
上記の3つの型を意識してメモをとっていきます。
自分に「what」を質問するのか?
自分に「why」を質問するのか?
自分に「how」を質問するのか?
抽象化する際には一番大事な部分になります。
少しむずかしいと思うので、1つずつ説明します。
抽象化①:what型
what型とは、目の前で起きた事象や考え方を抽象化して、別の言葉に言い直すことをいいます。
例
大粒の雨や暴風が吹いてる(ファクト)
→ 台風(抽象化)
抽象化③:how型
how型とは、目の前の現象にはどんな特徴があるのか、ということを深掘りして考えることをいいます。
例:ポケモン
最近のポケモンでは育て方(遊び・えさ)によって、
ポケモンの成長具合が向上する(ファクト)
→優しさや厳しさのバランスが大事(抽象化)
→コミュニケーションで信頼度を高めることによって、
部下の成長が向上する可能性がある(転用)
抽象化②:why型
why型とは、ヒットした映画やイベント、漫画、アニメが当たった理由を抽出して、別の企画に転用することをいいます。
例
鬼滅の刃が流行って社会現象になっていること(ファクト)
→大正時代という時代背景や主人公の未だかつてない設定(優しすぎる)
着物などの独特なデザインが若者に共感を生んだ(抽象化)
→極端なことなど少しぶっ飛んだことは、若者に共感を生む可能性がある。
イベントなどに応用(転用)
このように抽象化をする際には3つの型があります。
特に抽象化の価値が高いのは、「how型」と「why型」です。
理由は他のことに転用したときに、インパクトが高いから。
メモをするときには、「how型」と「why型」に注目してやりましょう。
いいアイデアが浮かびやすくなりますよ。
抽象化がうまくなる3つの方法

抽象化がよりうまくなる3つの方法があります。
その方法はこちらの3つです。
抽象化がうまくなる3つの方法
- 抽象化ゲーム
- 写真をとる
- 日常から自分に問いかける
1つずつ説明ます。
方法①:抽象化ゲーム
抽象化ゲームは、メモの魔力本書の中でも紹介されている方法です。
著者である前田祐二さんが代表を務めるSHOWROOM社内で行われいます。
SHOWROOMの社内で社員向けに僕がよくやっている、
ある「ゲーム」をお教えします。
「抽象化ゲーム」と呼んでいるのですが、これに慣れると
日常のあらゆる物体や事象が抽象化のの学習素材になります。
これも少しマニアックで怖いかもしれないですが(笑)、
抽象化を楽しく極めたい方にはお勧めの方法です。
引用:メモの魔力
抽象化ゲームの方法は、簡単です。
抽象化ゲームの方法
目に映ったもの(なんでもいい)とそれと全く関係のない別のものをくっつけて、AはBであると言ってみる。
それらのAとBの共通点を「How型」で深掘りして、考えてみる。
簡単ですよね。
抽象化ゲームのポイントは、Aの部分をより抽象化の高い言葉を使うこと。
例えば、「エンタメ」「人生」「仕事」とか。
なぜなら、凡用性の高い言葉でないと抽象化が難しいから。
抽象化ゲームは難しく考えたらダメです。
ゲームなので楽しんで抽象化を極めましょう。
方法②:写真をとる(離見)
写真をとることで抽象化がうまくなります。
「写真をとる」=「離見(感性の自己分析)」ということ。
方法は簡単です。
毎日決まった枚数の写真をとって、あとで振り返って眺めてみる。
ポイントは、自由に写真をとってみること。
難しく考えずに、今の自分がこの世界のどこをどう見ているのか、写真をとって見ましょう。
撮りためた写真を後から眺めて見て、「花ばっかりとってる」「ビルばっかりとってる」
「特定の色ばかりとってる」とか気づくと思います。
その気づいたことを具体的に言語化してく。
そうすることで、全体の構造や自分や物事に秘められた本質に気づきやすくなります。
写真をとることは簡単なので、自分のルール(毎日50枚とる)を決めてやって見てくださいね。
方法③:日常から自分に問いかける
日常から自分に問いかける方法は簡単。
電車に乗っている時などの移動時間などを利用して、自分に問いかけて見ましょう。
例えば、電車内での広告を見て自分がどう思ったか、街の看板や広告など気になるものを片っ端から問いかけて見ましょう。
この方法は、「How型」や「Why型」の抽象化を鍛えられます。
問いのコツはこんな感じです。
自分に問いかけるコツ
- なぜ人気なの??
- 特徴は??
- 本質は何??
上のような質問を繰り返してみてください。
数をこなして、繰り返すことで抽象化の練習になります。
抽象化ができるようになったら次は行動(転用)する
抽象化ができるようになったら、次は転用してみましょう。
転用の方法は、抽象化したことを具体的に行動に移すこと。
冒頭のノートでいうと右のページの右側の部分。
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転用は具体的に行動できることを書きます。
「抽象化」と「転用」はセット。
抽象化して転用で具体レベルの行動に落とし込むことが重要。
前田祐二さんは「ファクト」「抽象化」「転用」の一連の流れのメモ術で、原体験をベースにSHOWROOMという事業を立ち上げました。
ファクトを抽象化するだけでは、メモの魔力を活かせません。
転用することで完成するのです。
まとめ:抽象化のやり方を学んだら、転用して行動してみよう

今回の記事では、メモの魔力の抽象化のやり方について紹介しました。
本記事の要約はこちらです。
本記事の要約
- メモの魔力の最強フレームワーク
- 抽象化の3つの型
- 抽象化を鍛える3つの方法
- 抽象化→転用が重要
こんな感じです。
抽象化は始めたばかりは、なかなか難しいと思いますが、今回紹介した方法を繰り返すことでうまくなるでしょう。
何事にも練習が必要なので繰り返し続けてみてください。
最後に、メモの魔力の中で前田祐二さんが抽象化について紹介している本があります。
細谷功さんの『具体と抽象』という名著です。
上記の本ですね。
内容としては、可愛らしい猫の絵などがあり、
漫画を読んでいるような感じで抽象化について、わかりやすく解説してくれます。
下の画像のような感じです。

とても読みやすい。
抽象化をより深く学びたい方にはオススメですよ。